社会人野球日本選手権、新日鉄住金鹿島とJFE西日本が初戦突破

 京セラドーム大阪で開催中の第44回社会人野球日本選手権大会は先週2日に室蘭シャークス、3日に新日鉄住金鹿島、4日にJFE西日本がそれぞれ一回戦に出場。

 室蘭シャークスは東海理化と1対1の延長タイブレークとなり4対1で惜敗。三菱重工広島と戦った鹿島は、DeNAからドラフト3位で指名された大貫晋一投手が完投して2対1で2回戦に駒を進めた。4日に宮崎梅田学園と対戦したJFE西日本は、河野竜生投手が力投し6対0で快勝した。

 きょう6日は新日鉄住金広畑がトヨタ自動車と対戦、明日7日には鹿島が西濃運輸と、JFE西日本が室蘭を下した東海理化とそれぞれ対戦する。

 鹿島の佐藤直樹常務執行役員所長は「大貫投手を始め選手一丸で粘り強く戦い、当大会念願の一勝を上げた。次戦も全員で勝ちに行く」と述べた。応援に駆け付けた谷本進治副社長も「接戦でヒヤリとする場面もあったが、良く勝ってくれた。次戦も期待したい」と述べたほか、松野正人常務執行役員大阪支社長も「選手・スタンド一丸となって勝ち取った一勝。来年に社名改称するが、その未来に向けた一勝だ」と強調した。

 4日に応援したJFEスチールの柿木厚司社長も「気持ちよく応援できた。昨年出場できなかったが、まず一勝してホッとしている。今年は西日本豪雨の影響で地域の住民や社員がたいへんな思いをされたが、当大会に出場でき一勝したことは大いに励みになる」と語った。

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