新日鉄住金名古屋、秋祭りで「中学生スポーツ大会」 「地域の次世代」育てるイベントへ

 新日鉄住金名古屋製鉄所(所長・今井正執行役員)が東海秋祭りの一環として開催している「新日鉄住金杯スポーツ大会」(東海市内の6中学校対抗戦)が、地域の「次世代」を育てる行事として定着した。3、4日に行われた今年の大会では、900人の中学生と関係者など計約1千人が参加する一大ベントとして盛り上がった。

 秋祭りは、製鉄公園会場では製鉄所見学や各種イベントなどを開催。今年も2日間で5万人を超す来場があった。

 スポーツ大会は今年で4回目。東海市内の中学校(名和、上野、平洲、富木島、横須賀、加木屋)が日ごろの練習の腕を競う。

 初日にセントラルパークで開会式を行い、ソフトボール(女子)、卓球(男・女)、ソフトテニス(女子)、バレーボール(男・女)、柔道(男子)、剣道(男女混合)、サッカー(男子)、4日は卓球講習会、サッカー大会を実施。総合1位は富木島中、2位は平洲中、3位は加木屋中だった。

 開会式で今井所長は「東海市の未来を担う中学生の皆さんの活躍に期待したい。来年4月に当社は日本製鉄に社名を変えるが、この大会は継続していく」と挨拶。鈴木淳雄東海市長も挨拶した。

 参加した中学生からは「日ごろの成果を試すよい機会」「この日に向けて練習してきた」「上級者から(卓球の)指導も受けることができ、うれしい」などの声があった。

© 株式会社鉄鋼新聞社