足は速いけど判断はゆっくりと ”サッカー版ボルト”が語る残留の理由

レヴァークーゼンのベイリー photo/Getty Images

今季はチームが苦戦していることもあって話題に挙がる機会が少ないが、昨季のブンデスリーガで大暴れしたのがレヴァークーゼンFWレオン・ベイリーだ。ジャマイカ出身のベイリーは圧倒的なスピードを持ち味とする21歳のアタッカーで、サッカー版ウサイン・ボルトと称されることもある。

昨季はブンデスリーガで9得点6アシストと結果を残し、多くのクラブがベイリー獲得に興味を示していた。ビッグクラブへのステップアップは間近かと思われたのだが、ベイリーは実に冷静だった。自身の成長を考え、レヴァークーゼンに残る決断を下したのだ。

英『FourFourTwo』によると、ベイリーは残留の決断について「マンチェスター・ユナイテッド、シティ、チェルシー、リヴァプールなど多くのクラブからの関心があった。だけど最も重要なことは、急ぎすぎないことだ。タイミングが大切だと考えていて、レヴァークーゼンにいるのが正しいことだと信じている。歴史のある素晴らしいクラブだし、チャンピオンズリーグにも出場できる」とコメントしている。

年齢的にはまだ21歳で、レヴァークーゼンに加入したのも昨年1月のことだ。まずはブンデスリーガでしっかりと土台を築き、それから移籍の判断を下しても遅くはない。ステップアップの準備ができた時、ベイリーがトップクラブでどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみだ。

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