カルバハルと同じ道へ! ドルトムントで躍動する”20歳”の後継者

ドルトムントで活躍するアクラフ・ハキミ photo/Getty Images

今季ブンデスリーガで快調な戦いを見せているドルトムントでは、若手の活躍が大きな注目を集めている。最も話題になっているのは18歳のイングランド人MFジェイドン・サンチョだが、4日に20歳になったばかりのDFアクラフ・ハキミも忘れてはならない存在だ。

ハキミは今夏レアル・マドリードからレンタルでドルトムントに加入したサイドバックの選手で、モロッコではすでにA代表の主力になっている期待の若手だ。残念ながらレアルではポジションを確保できなかったが、ドルトムントではすでにリーグ戦とチャンピオンズリーグで6アシストを記録するなどフル稼働している。

そんなハキミにとって手本となるのがレアルの先輩DFダニエル・カルバハルだ。カルバハルは今やスペイン代表でも不動の右サイドバックとなっているが、2012年にはハキミと同じくブンデスリーガのレヴァークーゼンにレンタル移籍して経験を積んでいる。そこでの活躍が認められて1年でレアルに復帰しており、そこからは主力だ。

スペイン『MARCA』によると、ハキミもカルバハルらからのアドバイスでドイツ行きを決めたと語っており、ここまでの滑り出しに満足しているようだ。

「ここに来ることはキャリアの大きなチャレンジで、ここまで非常に上手くいっているよ。カルバハルやマヨラルが僕にアドバイスしてくれて、それもドルトムントに向かう決断をした理由の1つなんだ」

今の活躍ぶりならば、カルバハルのように1シーズンでレアルに戻れるかもしれない。カルバハル、マルセロの牙城を崩すのは簡単ではないが、期待の若手が順調に育っているのはクラブにとってポジティブなことだろう。

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