ゴールドシュミット、アレナード、バムガーナーにトレードの可能性

オフシーズンが本格的にスタートし、フリーエージェント市場に注目が集まっているなか、トレード市場にも有力選手の名前が浮上している。MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシは、今オフ中にトレードされる可能性のある選手としてポール・ゴールドシュミット(ダイヤモンドバックス)、ノーラン・アレナード(ロッキーズ)、マディソン・バムガーナー(ジャイアンツ)の名前を紹介。いずれも来季終了後にフリーエージェントとなる選手だ。

モロシによると、この3選手のうち、トレードされる可能性が最も高いのはバムガーナーだという。しかし、ジャイアンツはまだ新たなGM探しを続けているところであり、現在行われているGM会議の期間中にバムガーナーのトレードが成立する可能性は低い(新GMの筆頭候補にはドジャースのファーハン・ザイディGMが挙げられている)。モロシはジャイアンツがブライス・ハーパーの獲得に動く一方で、ここ2年間、故障もあって低調なパフォーマンスの続いているバムガーナーを放出する可能性があると見ているようだ。

ゴールドシュミットについては、メジャーを代表する一塁手に見合う対価を差し出すチームが現れるかどうかだろう。ダイヤモンドバックスはゴールドシュミットをはじめとした高額年俸の有力選手に対する獲得オファーに耳を傾ける方針を明らかにしており、ダイヤモンドバックスが満足するオファーを提示するチームが現れれば、トレード交渉が一気に進展する可能性もある。

アレナードは、ロッキーズのジェフ・ブリディッチGMが契約延長に全力を注ぐ意向を示しており、今オフ中にトレードされる可能性は低いと見られる。しかし、契約延長の交渉が上手くいかなかった場合、ロッキーズがメジャーを代表する三塁手をフリーエージェントで失う前にトレードで放出することを検討する可能性もある。ただし、ロッキーズが来季もポストシーズン進出を狙うつもりであることを考えると、アレナードのトレードは非現実的な話であると言えるだろう。

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