“立冬”なのに暖かい 東海や西日本は“夏日”予想も

全国の天気と予想最高気温

 きょう7日(水)は、二十四節気のひとつ「立冬」。暦の上では冬が始まる日とされているが、きょう日中は広い範囲で気温が上昇する見込み。東海や西日本では、最高気温が25℃を超える夏日の所もありそうだ。

予想最高気温の分布

 きょうの日本列島は広く高気圧に覆われ、晴れる所が多い見込み。上空には暖かい空気が流れ込み、昼間は日差しも加わるため、気温が上がりそうだ。最高気温は、岐阜や鹿児島で25℃など、夏日となる所もある見通し。季節外れの汗ばむ陽気となりそうだ。

関東や北陸は雲が広がり、気温の上昇は鈍い

きょうからあす朝にかけての各地の時系列天気予報

 関東や北陸は湿った空気が流れ込み、雲が広がりやすい天気となる見込み。午前中を中心に雨のぱらつく所もありそうだ。日差しが少なく、他の地域と比べると気温の上昇は鈍くなる見通しだ。

<きょうの予想最高気温>
 札幌  10℃(平年並み)
 仙台  18℃(10月下旬並み)
 新潟  17℃(平年並み)
 東京  19℃(平年並み)
 名古屋 23℃(10月中旬並み)
 岐阜  25℃(10月上旬並み)
 大阪  23℃(10月中旬並み)
 広島  22℃(10月下旬並み)
 高知  24℃(10月中旬並み)
 福岡  22℃(10月下旬並み)
 鹿児島 25℃(10月中旬並み)
 那覇  28℃(10月中旬並み)

季節外れの暖かさ いつまで

週間天気予報(数値は予想最高/最低気温)

 今後もしばらく暖かい空気が流れ込むため、気温の高い状態が続く見通し。特に、9日(金)から10日(土)にかけては、北日本でも気温が上がり、10月並みの暖かさとなる所が多い。立冬を迎えたものの、しばらくは季節の歩みがゆっくりとなりそうだ。
(気象予報士・石上沙織)

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