こも巻き冬の装い 実効性検証へ今季は2公園 別府

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松の幹にこもを巻き付ける市職員ら=6日、別府市の別府公園

 松にわらを巻いて害虫から守る晩秋の風物詩「こも巻き」が6日、別府市の別府公園で始まった。8日まで同公園と上人ケ浜公園の計868本で冬支度を済ませ、啓蟄(けいちつ)(来年3月6日)前ごろに取り外して焼却する。

 冬を越すために枝葉から地面に下りる害虫の習性を利用した伝統的な駆除方法。こもを土の中と勘違いさせて誘い込む。二十四節気の一つ「立冬」の時季に合わせて毎年実施している。

 朝から市職員ら13人が2人一組で作業。わらを編んで作ったこも(幅90センチ)を幹に巻き、縄で手際よく縛っていった。

 全国的にこも巻きをやめる自治体などが増え、数年前の調査で捕獲できた害虫が少なかったことから市公園緑地課は今年、他の15公園(計約130本)の実施を見送った。「数年かけて実効性を検証し、継続するかや他の有効な方法がないかを調べたい」と話している。