孤独を吹き飛ばせ! ナイトクラブで踊るイギリスの年金受給者たち

リタイアしたおじいさん、おばあさんの孤独を吹き飛ばすため、イギリスで数年前にスタートした「昼間のナイトクラブ」こと「ポッシュ・クラブ」。この試みは60歳以上の年金受給者に好評で、考案者のカッソン兄妹は、もっと多くの場所で開催したいと願っている。「メトロ」紙が伝えた。

サイモンさんとアニー・カッソンさんがナイトクラブを始めたきっかけは、未亡人となった母の孤独を癒すためだった。娘のアニーさんは、ロンドンから田舎に引っ越した母を気遣い、母の友人を呼んでティー・パーティーを開催したが、ふと「豪華なべニューで踊ってみたら楽しいのではないか」と思ったそう。

こうして誕生した「ポッシュ・クラブ」は、ロンドンのハックニーやエレファント & キャッスルなど、今やイギリス国内6カ所で開催されるイベントとなり、年配の方々がばっちりドレス・アップをして繰り出すお楽しみの一つとなっている。5ポンドの入場料を払ってエントリーしたら、踊りまくるのはもちろん、サーブされる紅茶やサンドイッチを、座席で楽しむこともOK。参加者のなかには、ダンスを通して友人をたくさん作った、若いものには負けん! おばあちゃんもいるそうだ。

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