【侍ジャパン】台湾に敗れる 岩貞が5失点炎上、“甲斐キャノン”炸裂も反撃及ばず

3番二塁で先発した侍ジャパン・山田哲人【写真:Getty Images】

9回に山田、外崎のタイムリーなどで1点差に迫ったが…

■チャイニーズ・タイペイ 6-5 侍ジャパン(7日・ヤフオクドーム)

 野球日本代表「侍ジャパン」は7日、ヤフオクドームで「ENEOS 侍ジャパンシリーズ2018」チャイニーズ・タイペイ戦を戦い、5-6で敗れた。9日からの「2018日米野球」に向けた壮行試合として組まれた一戦だが、打線は9回に一挙5点を奪ったがあと一歩及ばず。3番手の岩貞祐太投手(阪神)が5回に失った5点が響き敗れた。

 初回2死から山田哲人(ヤクルト)が四球を選んで出塁したものの、続く山川は三飛。無得点に終わると、2回以降はチャイニーズ・タイペイ先発の左腕ジィアン・チェンイェン、2番手シー・ヅゥチェンの前に4イニング連続で3者凡退に終わり、5回までノーヒットに抑え込まれた。

 6回に田中和基(楽天)が右中間にチーム初安打となる二塁打を放ったが、8回までこの1安打のみ。9回に田中広輔(広島)の二塁打、山田の適時打、外崎修汰(西武)の2点タイムリーなどで5点を返したがあと一歩及ばず。

 先発の笠原祥太郎(中日)、2番手の濱口遥大(DeNA)はそれぞれ2イニングを無失点と好投したが、3番手の岩貞が痛恨。2番のラン・インルンに3ランを浴びるなど5回に5安打を集中されて5点を失った。8回に登板した6番手の高梨雄平(楽天)は3番のチェン・ジュンシゥに右中間ホームランテラス席に飛び込むソロを浴びて6点目を奪われ、ダメを押された。9回には途中出場で甲斐拓也捕手(ソフトバンク)が出場。台湾リーグ盗塁王のワン・イェンチェンの盗塁を阻止し、ヤフオクドームのファンは大歓声に沸いた。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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