景徳鎮三宝国際陶芸村 世界の芸術家の「陶」源郷

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景徳鎮三宝国際陶芸村 世界の芸術家の「陶」源郷

 【新華社景徳鎮11月7日】中国江西省景徳鎮市珠山区三宝村にある一見ごく普通の農家の庭で、世界各国から訪れた多くの陶芸愛好家らが「楽焼き」をしている。これは三宝国際陶芸村では日常的な風景だ。陶芸家の李見深(り・けんしん)氏は1998年にこの地で農家の建物を購入し、三宝国際陶芸村を設立した。同氏は中国伝統の陶磁器生産風景と陶磁器制作の道具を再現し、職人は古くから伝わる方法で陶磁器を生産している。国内外から評判を聞きつけて訪れた芸術家は、昔ながらの陶磁器制作の過程を体験することができる。

 景徳鎮三宝国際陶芸村創設者 李見深氏

 25年前、私はこの村を見つけ、この場所を選び、陶磁器の起源を探し当てました。中国三宝陶石採掘の起源はこの小さな村にあり、(だから私はここを)私の心の故郷としたのです。

 【解説】李氏は、文化を保存するためには、まず年月を重ねた建築と物品の保存が必要で、そうしてこそ関連する文化的記憶やその味わいを呼び起こせると考え、三宝国際陶芸村の伝統的な建築物を保存している。土壁、渓流、青山、竹林、陶土、磁器のかけら、民俗、中庭、自然環境と中国伝統陶磁器文化を有機的に結び付け、それらが高低巧みに配置された中に現代の東洋的な美意識を表現している。

 景徳鎮三宝国際陶芸村創設者 李見深氏

 農耕文化の持つ優美さへの憧憬を決して忘れるべきではないと思います。すべてをコンクリート、歩道、都市に変えてしまうことは、私たち本来の願いではないのかもしれません。中国では十分な数の都市が私たちのニーズを担ってくれています。農村には農村が持つそのままの素朴な美しさを残していくべきです。

 【解説】「三宝国際陶芸村」が対外的にオープンした2000年以来、毎年アメリカ、カナダ、日本、韓国など世界各国の陶芸家が訪れ、創作、交流、講座、研修を行っている。村は現在までに、1万人近くの国内外の研究者や専門家を受け入れている。(記者/温美良)