中国人女子大生、視覚障害者用「スマート盲導杖」を開発

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中国人女子大生、視覚障害者用「スマート盲導杖」を開発

5日に撮影した試験段階の「スマート盲導杖」。(北京=新華社記者/馬岩)

 【新華社北京11月7日】視覚障害者の外出をどのようにサポートするかは、これまで中国の都市ガバナンスにおける難題とされてきた。しかし、20歳の中国人女子大生がこのほど、イノベーションチームを率いて開発した「スマート盲導杖」は、視覚障害者の外出をサポートする便利な道具になりそうだ。

 記者は中国地質大学(北京)の実験棟で、長さ約1.1メートルのスマート盲導杖を持って歩いてみた。前方1メートル以内に障害物が現れると、杖が感知して持ち手が振動し、「前方に障害物があります」という音声が流れ、迂回を促した。

 「スマート杖」の開発チームリーダーで、同大学の信息(情報)工程学院4年生に在籍する章楷(しょう・かい)さんは、「スマート盲導杖の上部には超音センサーが取り付けられていて、レーダー同様の役目を果たす。障害物までの距離が1メートル未満になると、自動的に使用者に注意を促すつくりになっている」と説明した。

 さらに、このスマート盲導杖には2つの機能がついており、視覚障害者の家族はGPS位置測定装置により、スマホのマップ(地図)上で現在地を確認することができる。また、視覚障害者が転倒した場合、「スマート盲導杖」から「転倒しました、助けてください」という音声が繰り返し流れ、転倒してから15秒以上経つと、視覚障害者の家族に自動的に電話で通知する仕組みになっているという。(記者/馬岩)

中国人女子大生、視覚障害者用「スマート盲導杖」を開発

5日、視覚障害者の歩行の様子をもとに、実際の使い方を紹介する「スマート盲導杖」開発チームのリーダー、章楷さん。(北京=新華社記者/馬岩)