DeNA1位・上茶谷が入団合意 背番号「27」

 横浜DeNAベイスターズが「満額回答」とレジェンドの背番号でドラフト1位右腕を迎え入れた。球団は、東洋大の上茶谷大河投手(22)と7日に入団で合意し、契約金1億円プラス出来高5千万円、年俸1500万円、さらに通算201勝を誇るOB平松政次氏が背負った「27番」を提示。即戦力は「チームを代表する選手の番号。それに見合った活躍をしたい」と誓い、輝かしい大卒ドラ1の系譜を受け継いでいく。

 横浜スタジアムそばの球団オフィシャルホテル「ホテル横浜ガーデン」で臨んだ仮契約。吉田孝司スカウト部長が示した上限いっぱいの金額に、若き右腕は「とにかくゼロが多かった」と初々しさをのぞかせながら、「今はうれしさより、責任感のほうが強い」と口元を引き締めた。

 そろってドラフト1、2位で指名された東洋大トリオの中でも制球力はピカ一で、最速152キロと威力も十分。二つの武器を兼ね備えるが「球速を気にしないといえばうそになるけど、セールスポイントはコントロール」とスピードにはおぼれない。入団後についても「三浦コーチに制球を付けた投球を教わりたい」と明確なプランを掲げる。

仮契約を済ませ、緊張した面持ちのまま記念撮影に収まるドラフト1位の上茶谷(中央)=横浜市中区のホテル横浜ガーデン

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