【侍ジャパン】“甲斐キャノン”炸裂にヤフオクD沸く 「康晃が間合いを変えてくれた」

9回からマスクを被った侍ジャパン・甲斐拓也【写真:Getty Images】

台湾リーグ盗塁王の盗塁阻止「準備はしていた」

■チャイニーズ・タイペイ 6-5 侍ジャパン(7日・ヤフオクドーム)

 野球日本代表「侍ジャパン」は7日、ヤフオクドームで「ENEOS 侍ジャパンシリーズ2018」チャイニーズ・タイペイ戦を戦った。3日まで行われていた日本シリーズでMVPに輝いた甲斐拓也捕手は9回から出場。いきなりシリーズで6連続盗塁阻止を記録した“甲斐キャノン”を炸裂させた。

 4日前まで日本シリーズを戦っていたこともあり、この日はベンチスタートだった甲斐。9回からマスクを被ると、早速“甲斐キャノン”の出番がやってきた。1死から台湾リーグ盗塁王のワン・ウェイチェンが中前安打で出塁。続くリン・ヨウラは空振り三振に倒れ、2死となり、続くグォ・ヨンウェイへの4球目でワンがスタートを切った。

 いつも通りに一歩左足を前に踏み出して、山崎康晃が投じた低めのボール球をキャッチすると、矢のような送球を二塁へ。今季44盗塁のワンを悠々のアウトにすると、普段本拠地としているヤフオクドームのスタンドから大歓声が起きた。試合後、甲斐は「(試合には)いつも通り入ることができた。あの選手が盗塁王だということは聞いていました。走ってくる中で準備はしていましたし、康晃が間合いを変えてくれた。康晃に感謝したい」と語っていた。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

© 株式会社Creative2