2018年もそろそろ終盤。春秋制度のリーグはクライマックスを迎えており、欧州では冬の移籍マーケットが徐々に近づいている。
この1月からのサッカー界において、最もその価値を上げたセンターバックとは誰なのか?『Transfermarkt』のデータを紐解く。
10位:プレスネル・キンペンベ(PSG)
2018年1月の価値:800万ユーロ(およそ10.3億円)
現在の価値:3000万ユーロ(およそ38.6億円)(+2200万ユーロ)
PSGでセンターバックの一角に定着した生え抜き。圧倒的なスピード、時に輝く組み立てのパス、そして奇抜なファッションで価値を上げた。
9位:アンドレアス・クリステンセン(チェルシー)
2018年1月の価値:1800万ユーロ(およそ23.1億円)
現在の価値:4000万ユーロ(およそ51.4億円)(+2200万ユーロ)
チェルシーでついにチャンスを掴んだセンターバック。アントニオ・コンテ体制で重用されるようになり、その才能を証明してみせた。
8位:ティロ・ケーラー(シャルケ→PSG)
2018年1月の価値:750万ユーロ(およそ9.6億円)
現在の価値:3000万ユーロ(およそ38.6億円)(+2250万ユーロ)
今夏のマーケットでのビッグサプライズの一つ。シャルケでもまだ1年半ほどの実績しかなかったが、びっくりするような額の取引になった。フランスでは当初苦戦も、徐々に存在感を見せつつある。
7位:クレマン・ラングレ(セビージャ→バルセロナ)
2018年1月の価値:1500万ユーロ(およそ19.3億円)
現在の価値:4000万ユーロ(およそ51.4億円)(+2500万ユーロ)
ナンシーでデビューした「隠れた天才DF」は、そういう存在に目がないセビージャに買われて世界の舞台に登場。すぐに才能を見せつけ、バルセロナにステップアップした。
7位:エメリク・ラポルト(アスレティック・ビルバオ→マンチェスター・シティ)
2018年1月の価値:2500万ユーロ(およそ32.1億円)
現在の価値:5000万ユーロ(およそ64.3億円)(+2500万ユーロ)
様々なクラブに注目されたフランス代表の若手DFは、マンチェスター・シティでグアルディオラの薫陶を受けることを選択。1月の移籍でついにプレミアへ。
5位:バンジャマン・パヴァール(シュトゥットガルト)
2018年1月の価値:1200万ユーロ(およそ15.4億円)
現在の価値:4000万ユーロ(およそ51.4億円)(+2800万ユーロ)
あまり世界に知られていなかったパヴァールであったが、フランス代表のサイドバックが人材難になったというチャンスを大いに生かした。ワールドカップで活躍し、スーパーゴールも決めた。
4位:フィルヒル・ファン・ダイク(サウサンプトン→リヴァプール)
2018年1月の価値:3000万ユーロ(およそ38.6億円)
現在の価値:6000万ユーロ(およそ77.1億円)(+3000万ユーロ)
1月に「世界最高額のディフェンダー」となったファン・ダイク。市場価値をはるかに超える移籍金で動いた場合は、おおよそそれなりの批判は受けるものだが、彼に関してはそれに当てはまらない。彼が「高すぎた」とはもはや誰も言わないだろう。
4位:サミュエル・ウンティティ(バルセロナ)
2018年1月の価値:4000万ユーロ(およそ51.4億円)
現在の価値:7000万ユーロ(およそ90億円)(+3000万ユーロ)
このところやや怪我に悩まされているウンティティであるが、バルセロナの最終ラインで重要な役割を果たしていることに疑いはない。豊かなスピードと攻撃に繋げる鮮やかなパス。リヨン下部組織でのアタッカーっぷりを見ていた人にとっては感慨深いのでは。
2位:ハリー・マグワイア(レスター・シティ)
2018年1月の価値:800万ユーロ(およそ10.3億円)
現在の価値:4500万ユーロ(およそ57.8億円)(+3500万ユーロ)
レスターで屈強なセンターバックとして名を上げ、さらにワールドカップでは3バックの一角で攻撃能力を見せつけた。なんと1年で5倍近くの価値に。
1位:ラファエル・ヴァラヌ(レアル・マドリー)
2018年1月の価値:4000万ユーロ(およそ51.4億円)
現在の価値:8000万ユーロ(およそ102.8億円)(+4000万ユーロ)
レアル・マドリーでチャンピオンズリーグを制覇、フランス代表でワールドカップを優勝。欧州と世界を獲った25歳のセンターバックが、もともと高かった価値を2倍にした。