熊本地震で損傷した神園橋、一夜で架かる 復旧工事を公開

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クレーンでつり上げられる神園橋の橋桁=7日午前0時すぎ、熊本市東区(池田祐介)
橋桁をつり上げる準備をする作業員ら=6日午後11時ごろ橋桁を運んできた「多軸台車(ドーリー)」=7日午前0時半ごろ
神園橋一夜で架かる橋桁をつり上げる準備をする作業員ら=6日午後11時ごろ橋桁を運んできた「多軸台車(ドーリー)」=7日午前0時半ごろ

 熊本地震で損傷し、架け替えが進む熊本市東区御領の市道橋「神園橋[こうぞのばし]」で6日夜から7日未明にかけ、あらかじめ組み立てた橋桁を運び、一晩で架橋を終える工事があった。

 元の橋は本震後、橋桁を支える4本の柱が最大6度傾いていることなどが分かり、落橋の恐れがあるとして撤去された。九州自動車道をまたいでいるため、市は撤去から架橋までの工事を西日本高速道路九州支社に委託している。事業費は2億4570万円。

 橋桁は、約3キロ離れた託麻パーキングエリアで二つに分けて仮組み。「ドーリー」と呼ばれる多軸台車で運び、550トンの大型クレーンで組み立ててボルトを締めた。架かった橋桁は長さ52・8メートル、幅5・6メートル。工事は約50人が携わり、約3時間半で終わった。

 市震災土木施設対策課によると、舗装や防護柵を設ける工事なども必要で、開通は来年3月の予定。

 工事に伴い、九州自動車道の熊本-益城熊本空港インターチェンジ(IC)間は6日夜から7日早朝まで通行止めとなった。(小山智史)

(2018年11月8日付 熊本日日新聞朝刊掲載)