グリッケンハウス、『SCG 004』『006』のFIA-GT3、GT4公認取得へ。2020~21年を計画

 アメリカの映画監督、ジェームズ・グリッケンハウス氏が率いるスクーデリア・キャメロン・グリッケンハウス(SCG)は『SCG 003』の後継機となる『SCG 004』のGT3公認取得を目指し、あわせてスポーツクーペスタイルの『SCG 006』のGT4登録を計画しているという。

 世界一の難サーキットとして知られるニュルブルクリンクで争われるVLNニュルブルクリンク耐久シリーズやニュルブルクリンク24時間レースに、自社のオリジナルスーパーカーで参戦しているSCG。

 同社は2017年11月、現行マシンのベースモデルである003Sの後継機として、5.0リッターV8ツインターボを搭載し659馬力を発揮する3シーターモデルの004Sを発表。今年5月にはレーシングモデルの製作をアナウンスした。

 そんなSCGは今回、レーシング仕様の『SCG 004C』がIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ(WSCC)のGTデイトナクラスをはじめとする世界各地のGT3カテゴリーに出場できるよう、GT3カーとしてのホモロゲーション取得に取り組み、2020年のデリバリー開始とレースデビューを計画していることを明らかにしている。

 また、SCGは2018年7月に発表したビンテージスタイルのスポーツモデル『SCG 006』についても2021年のレースデビューに向けてGT4パッケージの公認取得を目指すという。

ビンテージスポーツクーペのスタイルを持つ『SCG 006』レンダリング

© 株式会社三栄