モナコはやめておけばよかったのでは…… データで見るアンリの悲惨スタート

モナコの指揮官に就任したアンリ photo/Getty Images

モナコではなく別のクラブで監督業をスタートさせるべきだったのではないか。レオナルド・ジャルディムに代わってモナコの指揮官に就任したティエリ・アンリにはそんな同情の声も聞こえてくる。

アンリの監督デビューは大きな注目を集め、モナコ以外にもアストン・ヴィラなど複数クラブが候補に挙がっていた。その中から古巣モナコを選んだわけだが、今季のモナコは大混乱状態にある。指導者としての1歩を踏み出すにはハードルが高すぎたのかもしれない。就任から5試合白星なしと苦境を抜け出すことができていない。

英『Squawka』はモナコの気になるデータをいくつか挙げているが、アンリ体制になってからモナコは5試合で計53本のシュートを打っている。シュート数で相手を上回るゲームもあるのだが、奪った得点は僅かに4点のみ。アンリのようなストライカーが前線にいてくれればと思いたくなるような寂しい得点率となっており、なかなかチャンスを得点に結びつけることができないでいる。

また6日にはチャンピオンズリーグ・グループステージ第4節でクラブ・ブルージュに0-4の大敗を喫したが、チャンピオンズリーグのホームゲームで4失点の完敗はクラブのワースト記録だという。またブルージュ戦は前半25分までに3失点しており、フランスのクラブがチャンピオンズリーグで前半25分までに3失点を喫するのも初めてのことだ。

アストン・ヴィラを選んでおけばよかったのではなんて意見も出ているようだが、アンリはこの状況を打開できるのか。非常に厳しいスタートとなっている。

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