希望の党・松沢氏「いい第三極を」 野党再編に柔軟姿勢

 希望の党の松沢成文代表(参院神奈川選挙区)は8日の会見で、来夏の参院選を前にした他党との合流の可能性を問われ、前向きな姿勢を示した。「希望の党で選挙を戦う準備をしているが、いい第三極をつくれればいい。党の再編があったときは、柔軟に考えたい」と述べた。

 松沢氏は「ずっと政権を担ってきた自民党と、何でも反対の野党の2極体制では多様な意見を吸い上げることはできない。やはり第三極が必要だ」と強調。その上で、「きちんとした第三勢力をつくって国民の審判を仰ぐという動きもあるかもしれない」とし、参院選は野党再編のきっかけになり得るとの見方を示した。改選を迎える参院選での自身の対応は、これまで明らかにしていない。

 党はこの日で結党から半年を迎えたが、共同通信社が3、4両日に実施した全国電話世論調査で政党支持率は0・3%と低迷している。臨時国会前には日本維新の会と参院での統一会派結成を目指したがまとまらず、協議を続けることとなった。

会見する希望の党の松沢氏=8日午後、国会内

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