東西南北

 ジャイール・ボウソナロ氏が大統領に就任する際、国民の気になることの一つは「銃の自由化」の問題だ。サンパウロ市ではそれを見越してか、もうすでに、「銃所有申請」の宣伝を行っている企業が存在しているという。それは、南部サントアマーロにある「カルトーリオ・ファーシル」という会社で、「あなたの家族を守るため」とのキャッチフレーズで、「1600レアル払えば銃の申請が楽になる」と称して、宣伝を行っているという。メディアによると、すでに申し込みを行った人もいるようだが、連邦警察は「このようなサービスは知らない」との声明を出している。詐欺でないか、ご確認を。
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 軍隊出身のボウソナロ氏はすでに、次期閣僚に軍人を何人か登用しているが、それに続けとばかりに、ジョアン・ドリア次期サンパウロ州知事も軍人起用を考えているようだ。現地紙によると、陸軍予備役大将のジョアン・カミーロ・ピーレス・デ・カンポス氏が保安局長に就任するであろうとのこと。選挙キャンペーンの頃から、「ボウソドリア」と称して自身をアピールしていただけあって、やはりボウソナロ氏の動きには敏感なのか。
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 毎年、サンパウロ市南部のインテルラゴス・サーキットで行われるF1の「ブラジルGP」が、今年も11日に開催される。チケットは公式サイトなどで販売中だが、もう既に一部の席は売り切れているのでお早めに。会場付近では交通規制もあるので注意が必要だ。なお、昨年は出場選手のスタッフの車が強盗に遭う事件も起きたため、今年は昨年以上に警備を厳戒にして開催されるという。

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