『Sportskeeda』は4日、「ウナイ・エメリ監督の下で成長した5名の選手」という記事を掲載した。
長く続いたアーセン・ヴェンゲル政権が終わりを告げ、今夏新たにウナイ・エメリ氏を指揮官に迎えたアーセナル。苦戦も予想される中、なんとかプレミアリーグ5位をキープしている。
新しい体制の下で飛躍的に成長している選手たちとは誰か?
ダニー・ウェルベック
マンチェスター・ユナイテッドから加入して以来、ウェルベックはアーセナルでファーストチョイスのストライカーであったことはなかった。度重なる怪我もあり、彼の進歩は妨げられていた。
エミレーツ・スタジアムでの初期のキャリアでは、オリヴィエ・ジルーのサブとして。現在はアレクサンドル・ラカゼットとピエール=エメリク・オーバメヤンの下で3番手だ。
しかしエメリ監督が就任してから、彼は間違いなくアーセナルに来てから最高の調子を見せている。プレー時間は限られているが、それでも得点を決めてきた。
自信を持っているように見える。それは昨季欠けていたものだ。ベンチから出てきてスピードとエネルギーをもたらす、計算できる選択肢になっている。
エクトル・ベジェリン
ベジェリンは10代からアーセナルのファーストチョイスであり続けてきた。しかしこの数シーズン、その進歩は減退していた。特に昨季は苦戦していたが、アーセナルには彼以外の選択肢がなかった…。
だが今季、ベジェリンは再び彼の名を轟かせるだけの片鱗を見せている。まだ完全に開花はしていないが、守備のポジションについては大きな進歩を遂げたようだ。
自分の意志で変化させたのか、それともヴェンゲルの指示でそうなっていたのかはともかく、エメリ監督の下で彼は改善した。
彼が大きく進歩したもう一つの側面は、ラストパスだ。最後に冒険を避ける傾向があったが、今季はもう4アシストを決めている。昨季全体で3回しかなかったにもかかわらずだ。
アレクサンドル・ラカゼット
2017年のオフシーズン、アーセナルはクラブ記録(当時)の移籍金を支払ってリヨンからラカゼットを引き抜いてきた。1年目はやや苦しいものとなり、膝の怪我も経験した。
しかし終盤にはオーバメヤングとともに得点感覚を取り戻し、ゴール前での驚異になった。このデュオは2年目を迎え、チームに大きな影響を与える存在になっている。
今季はすでに5得点。リヴァプール戦でのゴールも非常に重要なもので、彼の動きがチームを助けている側面もある。
信頼性の高いゴールマシンとして期待されたラカゼット。今季のパフォーマンスが維持されるのなら、その要求には応えられるはずだ。
アレックス・イウォビ
イウォビは少年時代にアーセナルへやってきた選手であり、2015年にシェフィールド・ウェンズデイ戦でデビューした「生え抜き」である。
それから2016-17シーズンの後半にかけては躍進を続け、その才能とトリッキーさに皆が感銘を受けた。
しかしその次のシーズンになると、ヴェンゲル監督が彼に多くのチャンスを与えていたにもかかわらず、発展のスピードが極めて遅くなってしまったように見えた。
ウナイ・エメリが新たに監督となったことで、その停滞は終わったように見える。前半戦が終了に近付こうとしている今、エメリ監督の計画の中心的な存在になっている。
イウォビの最大の強みは、スピードと1対1、そしてチームに鋭さをもたらせること。彼は昨季から流れを一気に変え、その可能性を生かしているように見える。
ロブ・ホールディング
ボルトン・ワンダラーズから2016年夏にアーセナルへやってきたホールディングは、いきなりリヴァプール戦でデビューを余儀なくされ、すぐに批判を受けることになった。今考えれば、あまりにも厳しいスタートだった。
今季のアーセナルは、守備の選手のリソースをどうやりくりするかが難しい。ローラン・コシェルニが長期離脱し、ソクラティス・パパスタソプーロスも怪我。ホールディングの重要性は否が応でも高まった。
そしてムスタフィとコンビを組み、彼はなかなかのパートナーシップを見せている。足元でボールを扱うと危険なこともあるが、その他の点では大いに改善を見せているし、一流のDFになるための才能があることを証明した。
加入して以来控えめに起用されていた彼であるが、今やアーセナルにとっての重要なDFだ。今季は若手を頑丈なセンターバックに変身させることに成功しそうだ。