創成館の川原 阪神と仮契約 「一員に」会見で笑顔

 プロ野球阪神からドラフト5位で指名された創成館高の川原陸投手(17)=184センチ、80キロ、左投げ左打ち=が8日、長崎市内で入団交渉に臨み、契約金3千万円、年俸500万円で仮契約した。

 阪神から佐野仙好統括スカウト、永吉和也スカウトディレクター、田中秀太スカウトが訪れた。契約合意後の記者会見で阪神の帽子をかぶった川原は「一員になれた」と笑顔。「長崎がここまで育ててくれた。活躍して恩返ししたい。自分なりに頑張って、勝てる姿を見せられたらいい。阪神のエースになりたい」と抱負を述べた。

 田中スカウトは「ちゃんとコンディションを整えてきてくれと伝えた。指名あいさつの時に比べたら、だいぶん表情もほぐれてきた。体幹が弱いので、これからは特に鍛えてほしい」と語った。

 正式な入団発表は12月上旬、大阪市内で行われる。(金額は推定)

長崎名物カステラを阪神のロゴに見立てポーズをとる創成館高の川原=ホテルニュー長崎

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