園児らが「万歯供養」 大光寺 「永久歯さん、これからもよろしくね」

 日本歯科医師会が定める「いい歯の日」の8日、長崎市鍛冶屋町の大光寺で、抜歯された永久歯や生え替わった乳歯を供養する「万歯(ばんし)供養」があった。

 長崎市歯科医師会主催。1955年から始まり、今回で64回目。歯科医師や歯科衛生士、近くの慈光保育園の園児など約40人が参列した。同会員の医院などで抜かれた歯約100本を祭壇に置き、供養した。

 同会の村橋秀夫会長は「健康な歯で、生涯自分の歯で快適な食生活を送ってほしい」とあいさつ。園児は声をそろえて「長い間お世話になりました。永久歯さん、これからもよろしくね」と元気よく誓った。

 供養の後、園児たちはフッ化物洗口や歯の磨き方を習った。

抜歯された歯や乳歯に感謝の言葉を述べる園児=長崎市、大光寺

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