「文化継承 意識低い」市の姿勢に疑問

室蘭文化連盟 議会と懇談会

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 室蘭市議会・総務常任委員会(古澤孝市委員長、7人)と室蘭文化連盟(三村美代子会長)は8日、市役所で懇談会を実施した=写真。同連盟側は会員の高齢化による担い手育成の問題点を報告したほか、加盟団体の活動場所充実に協力を求めた。委員が「遠慮せず市に要望を出すべき」と提案する場面があった。

 市議、連盟役員ら計13人が参加。テーマは「文化活動の現状と課題」。三村会長は(1)高齢化(2)活動資金不足―の問題を挙げ、「高齢で動けないジレンマを抱えている。市民に喜んでもらう行事を行いたくても先立つものがない」と訴えた。

 滝口菊野副会長=室蘭音楽協会=は楽器保管庫がない現状を紹介し「文化・歴史を引き継ぐ意識が低い」と市の姿勢に疑問を呈した。朽木旦山顧問=室蘭三曲協会=は「毎日稽古しているが、発表の場がない」と話した。連盟の監査を担う阿部嵐翠さん=室蘭書道連盟=は「あと10年で会員がいなくなる」と語った。

 我妻静夫委員は「年1度予算編成時に要望を出してほしい」、水江一弘委員は「声を挙げてもらわないと困っている内容は分からない」と語り、行政側に現状を要望する重要性を説明した。早坂博副委員長は「皆さんの意見を受け止め努力する」と述べ、今後も意見交換を重ねていきたいとの意向を伝えた。
(粟田純樹)