ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン:舞台は東京 主人公はアネモネ 新しくも懐かしく

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劇場版アニメ「ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」の一場面(C)2018 BONES/Project EUREKA MOVIE

 2005~06年に放送されたテレビアニメ「交響詩篇エウレカセブン」の劇場版アニメ第2作「ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」(京田知己監督)が新宿バルト9(東京都新宿区)ほかで10日公開される。これまでの「エウレカセブン」と設定ががらりと変わり、東京が舞台。人気キャラクターのアネモネが主人公として登場する。

 「エウレカセブン」は、世界を揺るがせた大災害「サマー・オブ・ラブ」で、英雄だった父・アドロックを失ったレントンの前に、LFO(巨大人型ロボットの総称)のニルヴァーシュと反政府組織ゲッコーステイトの少女エウレカが現れ、戦いに巻き込まれていく……というストーリー。

 京田監督、脚本の佐藤大さん、キャラクターデザインの吉田健一さんといったテレビアニメのスタッフが再集結し、テレビアニメと同様にボンズが製作。3部作で第1作「交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1」が17年9月に公開された。

 アネモネは石井・風花・アネモネという名前となり、父・石井賢も登場する。アネモネは人類の敵である7番目のエウレカ(エウレカセブン)と戦うための組織・アシッドの一員。ホワイトルームという施設で、エウレカセブンの中に意識、精神を送り込まれる。ここまでを読むと「エウレカセブン」とは別の作品と感じるかもしれない。

 しかし、公開中の予告映像にエウレカやドミニクも登場していることからも分かる通り、これまでの作品とつながっている。テレビアニメの放送開始から約13年がたち、子供だった昔のファンも大人になり、時代もライフスタイルも変わった。過去の作品をただ焼き直すのではなく、今の時代だからこそできることに挑戦しながら、リブートしていることが随所にうかがえる。

 テクノが流れるバトルシーンをはじめ、シンセサイザーやリズムマシンの名機をモチーフにしたデザイン、専門用語など「これぞエウレカセブン!」という要素は変わらない。ネタバレになるので詳細は書けないが、“あの人たち”による名曲のカバーが挿入歌として流れるのにも驚かされた。新しいが、懐かしくもある作品に仕上がっている。(小西鉄兵/MANTAN)