車両を切断、新幹線での救出手順確認 新潟県警など5県警参加、新潟で訓練

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解体前の新幹線車両を使って行われた救出訓練=9日、新潟市東区

 新潟県警などは9日、新幹線の運行中に自然災害やテロが起こった場合を想定した乗客救出訓練を新潟市東区の新潟新幹線車両センターで行った。実際に走行していた解体前の新幹線車両を使った訓練は珍しく、警視庁のほか埼玉、千葉など5県警も参加。窓ガラスを割ったり、車両の側面を切断したりして救出する手順を確認した。

 新幹線はJR東日本新潟支社が解体予定の車両を提供した。災害対応訓練は、地震で新幹線が停止して、外部へ通じるドアが開かない想定で実施。救助隊員は窓ガラスをハンマーなどで割って内部に入り、急病患者を救出した。電動のこぎりなど、何種類もの救助用機材で車体を切って内部に入る手法も実践した。

 テロ対応訓練は、乗客のリュックサックに爆発物が入っている想定で行われた。防護服を着た隊員が特殊な機材で爆発物を慎重に運び出し、処理するまでの手順を確認した。

 県警機動隊で広域緊急援助隊の特別救助班長を務める笠原健人警部補(30)は「どのような道具を使えば頑丈な車体を壊せるのか確認した。今後も救助の技術を磨いていきたい」と話した。