東海大生が薦める文学 パネルとパンフで紹介 秦野市立図書館初の企画

 秦野市立図書館(同市平沢)で、東海大学文学部日本文学科の学生が作製した、読書の秋にお薦めの文学作品と作家を紹介するパンフレットの配布と、パネルの展示が行われている。16日まで。

 図書館の利用促進に向け、館と地元の同大が初めて開催した。パネルとパンフレットは各6種で、「神奈川の文学・ことば」をテーマに学生が作製。県内を舞台にした「武士道シックスティーン」(誉田哲也さん)、「痴人の愛」(谷崎潤一郎)などの作品や、島崎藤村など県ゆかりの作家の著作をイラストや文章で分かりやすく紹介している。

 館の担当者は「学生の目を通して日本文学を紹介することで興味を持ってもらい、作品を手に取ってほしい」と話している。

 作品の貸し出しも行っている。月曜休館。問い合わせは、同館電話0463(81)7012。

東海大生が作製したパネルやパンフレット=秦野市立図書館

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