鹿島は保守性、ペルセポリスは即興性…あのゴトビ監督が日本とイランを比較

『Persianleague』は8日、「元ペルセポリス監督のアフシン・ゴトビ氏は、アザディ・スタジアムの雰囲気はコロシアムだと話した」と報じた。

ペルセポリスやイラン代表で監督を務めた経験を持ち、さらに清水エスパルスを率いてJリーグにも挑戦したことがあるゴトビ氏。

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2008年にはリーグタイトルを争ってセパハンとの大一番を戦い、そして勝利した。彼はそのときの雰囲気が忘れられないという。

アフシン・ゴトビ 「我々がセパハンとの試合を戦ったときには、アザディ・スタジアムに11万人のサポーターがやってきたんだよ。

あのときの雰囲気はまさに電撃的なものだったよ。言葉にならないほどのね。それが、『勝てる』という感覚を与えてくれるのだ。

アジアのサッカー選手、そしてアジアの指導者にとって、このスタジアムでプレーできるのは素晴らしい経験なんだ。

これは、本当にアジアサッカー界の『コロシアム』なのさ」

(鹿島アントラーズについて)

「思うに、彼らは苦しむと思うよ。前日の夜からアザディ・スタジアムの周りに集まっているサポーターがいるという事実にね。

試合の日の朝にはもうほとんど満員さ。スタジアムの声は本当に凄まじい。

ただ、ペルセポリスのコーチングスタッフと選手たちは、それによってプレッシャーとストレスに悩まされるとも言えるね。

彼らはホームでこのファンのために結果を出さなければいけない。そのための圧力を感じるだろう」

(日本とイランのスタイルについて)

「文化の衝突ということだね。日本のチームは、非常に組織的で保守的なアプローチが多いと言われる。文化的にも組織的だ。

イランのサッカーを見たときには、とてもクリエイティブだ。即興性がそこにある。

選手たちはストリートサッカーで育っているし、そこには個々の創造性がある。それがおそらく有利になるだろう」

「決勝戦では、チャンスをフィニッシュで終えること、そしてミスを少なく抑えることが全てだと思う。それにかかってくると思うよ」

ペルセポリスと鹿島アントラーズによるAFCチャンピオンズリーグ決勝2ndレグは、11日の日本時間午前0時からキックオフだ。

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