【平成の長崎】第1回高校生ものづくりコンテスト 工業系高校生が技術競う 平成14(2002)年

 九州各県の工業高校生が技術を競う、第1回高校生ものづくりコンテスト九州大会(九州地区工業高校長協会主催)が23日、大村市森園町の県立大村工業高校などで開かれた。長崎県勢は全7部門中5部門で最優秀賞に輝き、8月12日、東京で開く全国大会の出場権を獲得した。
 工業高校生の技術向上を目的に昨年から始まった全国大会の出場者を選抜するため、初めて開催。同校であった木材加工、電気工事の両部門にはそれぞれ、九州沖縄八県の代表各一人が出場。決められた課題で作業の完成度などを競った。
 木材加工部門の競技では、植物栽培容器の製作が課題。出場者は木材をのこぎりで切ったり、のみやかんなで加工する作業に真剣な表情で取り組んでいた。
(平成14年2月10日付長崎新聞より)
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【平成の長崎】は長崎県内の平成30年間を写真で振り返る特別企画です。

木材加工部門で熱心に作業に取り組む出場者=大村市、県立大村工業高校

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