【平成の長崎】長崎港に「長崎出島ハーバー」オープン 平成14(2002)年

 長崎県が長崎港内港再開発事業の一環として、長崎市の出島岸壁に整備していた「長崎出島ハーバー」が25日、オープン。県関係者やヨット関係者ら約50人が出席し祝った。

 小型桟橋二基を備え、最大24隻収容できる。一時停泊専用で、停泊は一週間まで。近くの出島ワーフ内にクラブハウスもある。運営は長崎サンセットマリーナに委託する。事業費は約4億8千万円。

 金子知事が「他にないような長崎らしさを持った港を造り上げていきたい」とあいさつ。県外洋帆走協会に所属するヨット、ふゆう船長の辻富雄さん(65)が「長崎港にヨットが増えるきっかけになれば」と述べた。

 同日は、近隣の常盤地区に建設中の「水辺のプロムナード」(仮称)の園路の一部134メートルも通行可能となった。
(平成14年4月26日付長崎新聞より)
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【平成の長崎】は長崎県内の平成30年間を写真で振り返る特別企画です。

約50人が出席した長崎出島ハーバーのオープン記念式典=長崎市、出島岸壁

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