10日に明治安田生命J1リーグの第32節が行われ、同リーグ首位の川崎フロンターレがセレッソ大阪と対戦した。
フロンターレは試合序盤からボールを支配したものの、自陣ゴール前にリトリートしたセレッソの堅牢な守備を崩せず、膠着状態が続く。55分にはセレッソのカウンターを浴び、FW杉本健勇に先制ゴールを決められた。
自力優勝を狙うフロンターレの鬼木達監督は、76分までに3枚の交代カードを使い切り、チームの攻撃を活性化。89分には途中交代出場の知念慶が相手GKキム・ジンヒョンのファウルを誘い、PKをゲット。このPKを家長昭博が落ち着いて決め、試合を振り出しに戻した。
勝ち点1獲得と思われたフロンターレであったが、アディショナルタイムに不用意なボールロストからカウンターを浴びると、相手MF山村和也にシュートを叩き込まれてまさかの敗戦。優勝決定が次節以降に持ち越されると思われたが、2位サンフレッチェ広島が同節でベガルタ仙台に0-1で敗れたため、リーグ戦残り2試合で両クラブの勝ち点差は“7”のままに。フロンターレのJ1リーグ連覇が確定している。
[スコア]
セレッソ大阪 2-1 川崎フロンターレ
[得点者]
セレッソ:杉本 健勇(55)、山村 和也(90+4)
フロンターレ:家長 昭博(90、PK)