ここまで全てが完璧に思われていたユヴェントスに警告を与えたのはマンチェスター・ユナイテッドだった。7日にチャンピオンズリーグ・グループステージ第4節でマンUと対戦したユヴェントスは、1-0でリードしていた終盤に立て続けに2点を奪われ敗北してしまったのだ。そしてこのゲームで批判を浴びたのがGKヴォイチェフ・シュチェスニーだ。
シュチェスニーは今夏にジャンルイジ・ブッフォンが去ったチームで守護神を任されていたが、ユヴェントスのゴールを守るにふさわしいワールドクラスの選手なのか疑問の声が挙がっている。疑問を抱いたのは指揮官マッシミリアーノ・アッレグリも同じで、伊『Calciomercato』は守護神の序列に変化が起きるかもしれないと伝えている。
シュチェスニーに代わってチャンスが与えられようとしているのは、今夏ジェノアからやってきたGKマッティア・ペリンだ。25歳のペリンはイタリア代表でのプレイ経験もあるGKで、今季はシュチェスニーのバックアッパーとしてベンチに入ってきた。ここまでプレイしたのは9月のボローニャ戦のみで、出場機会の少なさからレンタル移籍する案も出ていたのだ。
しかしシュチェスニーがマンU戦の敗北に関わったことで、ペリンにチャンスが与えられようとしている。ペリンはジェノアで自身の実力を証明してきただけに、スタメン奪取の可能性も十分に考えられる。
また同メディアは負傷離脱していたFWマリオ・マンジュキッチの復帰がカギを握ると見ており、再びマンジュキッチはキーマンとしてスタメンに戻ってくることになるだろう。そうなれば再び3トップへのシステム変更が考えられる。攻守に汗をかいてくれるマンジュキッチも貴重な存在だ。
マンUに1度敗れただけだが、欧州制覇を狙うユヴェントスにとっては見逃せない1敗だ。全てをパーフェクトにすべく、アッレグリも頭を悩ませていることだろう。