米国、対中・日・独貿易赤字がさらに拡大との報道、中国商務部が紹介

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中国政府・商務部は9日、米国の対中国、日本、ドイツ貿易赤字がそれぞれさらに拡大しているとする米メディアの報道を、同部の公式サイトに掲載した。中国と米国との貿易摩擦は現在も激化しつつある。

同部が掲載した文章は、CNBCの5日付報道を引用。今年1~3月期における米国の貿易赤字が6524億米ドル(約74兆3000億円)にのぼり、そのうち対中国、日本、ドイツの貿易赤字が4017億ドル(約45兆7000億円)で全体の3分の2を占めるとともに、前年同期比で8%増と拡大したことを紹介した。また、対中貿易赤字は3014億ドル(約34兆3000億円)となり、同10%増えたとしている。

そして「貿易赤字を米国の外債に計上することが、米国の経済成長に影響を与える大きな要因の1つになっている。貿易赤字の増加により、今年1~3月期における米国GDP(国内総生産)の成長速度が、明らかに国内需要の増加ペースに追いついていない」との分析を伝えた。

文章はさらに、CNBCが30日にブエノスアイレスで開かれるG20サミットに関連して、トランプ米大統領と習近平(シー・ジンピン)国家主席との間での貿易分野の和解は得られないとの見方を示し、理由として「中国による報復措置、特に農作物への関税が米国に対する十分な圧力になっている。中国は貿易協定づくりを急いでいない」「トランプ大統領は、中国と和解し米中貿易のバランスを取る最良の時機をすでに逃してしまった」などを挙げたと紹介した。(翻訳・編集/川尻)