左文字の名刀展 福山で11日から

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左文字の貴重な名刀が並ぶ特別展

 鎌倉時代末期から南北朝時代初期に、筑前国(現福岡県)で作刀した名工、左文字の特別展「筑前左文字の名刀」(中国新聞備後本社など主催)が11日、福山市西町のふくやま美術館で始まる。美しさと力強さを兼ね備え、多くの戦国武将を魅了した名刀が並ぶ。

 左文字は、九州鍛冶の伝統の地味な作風から脱却して明るく洗練され、筑前鍛冶の黄金時代を築いた。特別展では国宝の「太刀 銘筑州住左(江雪左文字)」「短刀 銘左/筑州住(太閤左文字)」を筆頭に、織田信長や豊臣秀吉たち戦国の覇者の愛刀が並ぶ。刀絵図、古伝書など関連資料を含む約50点を展示する。

 10日は同館でオープニングセレモニーがあり、高橋哲也学芸員は「左文字を中心に弟子時代まで約100年間を振り返る。貴重な資料の多い豪華な展覧会」と魅力を語った。

 12月9日まで。会期中無休。午前9時半〜午後5時。一般千円。高校生以下無料。