マンチェスター・シティとユナイテッド、両方に所属した11名のスター

今週末に迫ったマンチェスター・ダービー。同じ街のライバルであるユナイテッドとシティが衝突する注目の試合だ。

憎しみ合うこの両チームに所属したことがある選手のTOP11を『FourFourTwo』から紹介しよう。

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テリー・クック

マンチェスター・ユナイテッド所属:1994~1999

マンチェスター・シティ所属:1999~2002

バーミンガムで生まれたクックは18歳でマンチェスター・ユナイテッドに加入したMF。フィル・ネヴィルらとともにFAユースカップを戦い、トップに昇格した。

しかしその後はローン生活を送り、1999年に加入したシティに完全移籍。ところがそこでもローン生活に…。現在はアメリカでユースの育成に従事。

ウィン・デイヴィス

マンチェスター・シティ所属:1971~1972

マンチェスター・ユナイテッド所属:1972~1973

ウェールズ出身のデイヴィスは、1960年代にボルトン・ワンダラーズとニューカッスルで大活躍をした長身ストライカー。1971年にシティへとやってきた。

8ゴールを決めたものの、次のシーズンはユナイテッドへ移籍。サブながら16試合4得点をあげたが、こちらでも1年で退団となった。

オーウェン・ハーグリーヴス

マンチェスター・ユナイテッド所属:2007~2011

マンチェスター・シティ所属:2011~2012

カナダで育ったイングランド代表MFは、バイエルン・ミュンヘンで選手としてブレイクを果たし、2007年にマンチェスター・ユナイテッドへとやってきた。

デビュー戦で重要な役割を果たしファーガソン監督の信頼を得たが、その後度重なる怪我によって長期の離脱を余儀なくされた。3年で5試合しか出られなかったが、2011年にシティへと移籍。そこでも1試合だけしかプレーできず、引退した。現在は解説者。

ピーター・バーンズ

マンチェスター・シティ所属:1972~1979、1987~1988

マンチェスター・ユナイテッド所属:1984、1985~1987

地元マンチェスター生まれ、シティの下部組織育ちのバーンズ。1970年代の同クラブを代表するレフトウインガーで、18歳の時にはPFA年間最優秀若手賞に輝いた。

22歳で退団した後はWBA、リーズ、ベティスに所属した後マンチェスター・ユナイテッドにローン移籍。コヴェントリーを経由してまたユナイテッドに戻り、さらにシティに復帰。両クラブに2回ずつ所属した唯一の選手だ。現在はマレーシアで解説者を務めているという。

サミー・マクロイ

マンチェスター・ユナイテッド所属:1969~1982

マンチェスター・シティ所属:1985~1986

ジョージ・ベストと同じように北アイルランドのベルファストからユナイテッドにやってきた。15歳でマット・バズビーに見初められた彼は11年間オールド・トラッフォードの中心的なMFとしてプレーした。

1982年に退団した後はストーク・シティを経てマンチェスター・シティに移籍し、1シーズンプレーしている。引退してからは監督に転身し、2000年からは北アイルランド代表を率いたことも。

ピーター・シュマイケル

マンチェスター・ユナイテッド所属:1991~1999

マンチェスター・シティ所属:2002~2003

ユナイテッドのレジェンド、かつプレミアリーグの歴史上最も偉大なGK。1990年代の同クラブの成功を最後方から支え、多くのタイトルを獲得した。

1999年に退団した後は、スポルティング・リスボン、アストン・ヴィラを経てマンチェスター・シティに加入し、1シーズンだけプレーしている。息子のカスパーはその際にシティのユースに移籍して育成され、現在はレスターの守護神になっている。

アンディ・コール

マンチェスター・ユナイテッド所属:1995~2001

マンチェスター・シティ所属:2005~2006

ニューカッスルで大活躍を見せた後、1995年にユナイテッドへ加入。最初の半年で12ゴールを決め、クラブの信頼を確固たるものにしたエースだ。退団までに公式戦121ゴールを奪っている。

その後ブラックバーン、フラムを経て2005年にマンチェスター・シティに加入。22試合で9ゴールとさすがの得点力を見せたが、1年でポーツマスへと移籍している。

ブライアン・キッド

マンチェスター・ユナイテッド所属:1963~1974

マンチェスター・シティ所属:1976~1979

キッドは選手としてだけではなくコーチングスタッフとしても両チームに所属した人物。今はシティでグアルディオラを支える存在の一人だ。

マンチェスター・ユナイテッドの下部組織で育った彼はトップチームでも200試合以上に出場。その後アーセナルを経てシティへ移籍し、エースとして活躍した。

ビリー・メレディス

マンチェスター・シティ所属:1894~1906、1921~1924

マンチェスター・ユナイテッド所属:1906~1921

両クラブにおけるレジェンドの一人といえばメレディス。歴史の初期に大活躍をしたウイングフォワードだった。シティでは12年プレーし134ゴールを決め、その後ユナイテッドへ移籍した。

ユナイテッドでは335試合で36ゴールと得点数は減ったが、2回のリーグ優勝に貢献。キャリアの最後はシティに戻り、1924年に引退した。後に実業家に転身したが、映画に主演したことも。1958年に83歳で死去した。

カルロス・テベス

マンチェスター・ユナイテッド所属:2007~2009

マンチェスター・シティ所属:2009~2013

ウェストハムで欧州サッカーに進出したテベスは、2007年に複雑なローン契約でマンチェスター・ユナイテッドへ。ルーニー、クリスティアーノ・ロナウドらと並んで脅威の攻撃陣を形成した。

しかし買い取りを巡ってクラブとの関係が悪化し、直接のライバルであるシティへと移籍。その4シーズンで73ゴールを決めたものの、最終的にはウォームアップを拒否したことから立場を悪化させてしまった。

デニス・ロー

マンチェスター・シティ所属:1960~1961、1973~1974

マンチェスター・ユナイテッド所属:1962~1973

ユナイテッドの伝説的な選手の一人、デニス・ロー。チャールトン、ベストと並ぶレジェンドであるが、その中で唯一シティにも所属したのが彼だ。

シティから1961年にトリノへ移籍し、その1年後にユナイテッドへ。マット・バズビーの下で多くのタイトルを勝ち取った。そしてキャリアの最後はシティに戻っている。

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