<レスリング>【2018年全日本大学選手権・特集】第1日優勝選手の声

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(2018年11月10日、大阪・東和薬品RACTABドーム)


足首をすくうタックルがさえて逆転勝ちの新井陸人

 ■57kg級優勝・新井陸人(日体大)「ホッとしています。決勝は0-6とされて、ちょっと焦ったけど、得意のグラウンドに持ち込め、回せたのでよかった。昔なら焦って飛び込んでいたケース。今は、ふだんから冷静さを忘れないようにしているので、冷静さを持つことができました。(何度か決まった足首へのタックルは)得意技です。そこからグラウンドに持ち込むのが自分のパターンです。

 代表に指名され、優勝しなければならないと思いました。(国体で優勝するなど)少しずつでも成長していることを、ふだんの練習でも感じます。全日本レベルでは、ひとつのすきが負けにつながるので、今のままでは勝てないと思います。体を作り直し、技術を身につけて頑張っていきたい」


準決勝でこの階級の学生2位、吉村拓海(早大)を破った山口海輝

 ■61kg級優勝・山口海輝(日体大)「勝っていく度に自分のレスリングができていったけど、決勝の第1ピリオドは、相手を見てしまう癖(くせ)が出てしまった。第2ピリオドでやっと自分の練習での力を出せました。これを第1ピリオドから出せるようになれば、もっと楽に勝てると思っています。(強豪が集まった組み合わせだったけど)気楽に頑張ろう、とリラックスを心がけました。

 グレコローマンの大学選手権で勝ってしまったので、専門のフリースタイルでも取るぞ、という気持ちでした。グレコローマンに出るために学んだ技術をフリースタイルに生かせました。全日本選手権は57kg級に出ます。(前世界王者の高橋侑希が頂点だが)勝つつもりで、12月までにしっかり準備したい。細かい部分を修正して臨みます」


国体で敗れた石黒隼士(日大)に準決勝でリベンジした松雪泰成

 ■86kg級優勝・松雪泰成(専大)「インカレでは、勝てるだろう、という慢心の部分が多かったことと、点を取りに行く気持ちが弱かった。それだけに、今回は最後まで攻めることを心がけました。(決勝の相手の山田修太郎とは)全日本選抜選手権で闘っていて、わずかの差(5-3)で勝っていました。それでもインカレ王者だし、自分は優勝できなかったので、優位とかいった気持ちはなかった。

 学生のタイトルは初めて。(3年生の今年は)インカレでの優勝を目指していました。年下の選手に敗れて駄目で、国体でも年下の石黒(隼士)君に負けて精神的に参ったところがあった。今回勝ててよかったです。すぐU-23世界選手権で、(妹の泰葉、成葉とともに)3人で出ます。妹たちに負けないように頑張りたい」


 ■97kg級優勝・バグダウレット・アルメンタイ(山梨学院大=カザフスタン)「勝つことができて、とてもうれしい。ハッピーです。この大会のためにしっかり練習し、準備してきたので、その成果を出せました。自信はありました。来年は故郷のカザフスタンで世界選手権があるので、そこで勝って、東京オリンピックへ出ることが目標です」


意外にも初の学生タイトル獲得の山本泰輝

 ■125kg級優勝・山本泰輝(拓大)「学生のタイトルはこれが初めてなんです。(世界選手権出場で)大会に出ないこともありましたが、ポカもありましたので。やっとだな、という感じです。ただ、世界選手権の日本代表として、優勝しなければならない、という気持ちは持っていました。

 全試合を第1ピリオドのテクニカルフォールで勝つつもりだった。準決勝まではそれができていたけど、決勝はびびった面もあって自分のレスリングができず、2ピリオド闘ってしまったことが悔しい。このあとは全日本選手権へ向かいます。理想は、国内では圧勝しなければならない、でしょうけど、まだそこまでは言えません。みんな強いので、練習を頑張らないとなりません」