「エボルタNEOくん」宮島遠泳でギネス

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厳島神社に向けて泳ぐエボルタNEOくん=10日午前9時45分(撮影・川村奈菜)

 パナソニックの単3形乾電池2本で動く人型ロボット「エボルタNEO(ネオ)くん」が10日、世界遺産の島・宮島(廿日市市)で約3キロの遠泳に成功した。本州側の宮島口から厳島神社の大鳥居までを3時間22分で泳ぎ切り、乾電池を動力にしたロボットの遠泳のギネス世界記録に認定された。

 乾電池の長持ち性能をPRするため、同社が毎年実施しているイベントの一環。ロボットは身長約17センチ。長さ約35センチの木製サーフボードにうつぶせに乗り、手で水をかいて進んだ。

 宮島口を出発直後、藻に絡まって中断。再挑戦では順調に泳ぎ、神社の大鳥居をくぐって無事ゴールした。ギネスの公式認定員が記録達成を発表すると、見守っていた観光客たちから歓声が上がった。

 開発したロボットクリエーター高橋智隆さん(43)は「子どもたちがロボットへの興味を持つきっかけにもなれば」と喜んだ。

 2008年、先代のロボット「エボルタくん」が米国のグランドキャニオンの絶壁をロープで登頂。昨年はノルウェーのフィヨルドで高さ千メートルの絶壁の登頂に成功した。