ナゼ気がつかない?デート中に女が送っていた“脈あり”サインを見逃した、男の痛恨ミス

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恋とは、どうしてこうも難しいのだろうか。

せっかく素敵な出会いをしても、相手に「また会いたい」と思わせない限り、デートにも交際にも発展しない。

仮に、順調に駒を進められても、ある日突然別れを突き付けられることもある。

しかし一見複雑に絡み合った恋愛でも、そこには法則があり、理由がある。

どうしたら、恋のチャンスを次のステップへ持っていけるのか、一緒に学んでいこう。

今回は、2回目のデートまで向こうが乗り気だったのに、先に進めなかった男のミスという宿題を出していた。

あなたはこの宿題が解けただろうか?

優太との出会いは、マッチングアプリだった。

今流行りのツールに乗っかってみようと興味本位で始めたのだが、意外にも優良物件ばかりで私は驚いた。

そしてその中でも、優太のプロフィールにふと手が止まったのだ。

上場企業(東証一部)勤務の31歳。年収は1,000万〜1,200万で、プロフィール画像も爽やかなイケメンだ。

趣味は旅行に行くこと、お酒を飲みながら美味しいものを食べること。そこまで私のタイプに完璧にマッチしている。

—こんないい人がいるんだ・・・

そう思い、私は優太から来たメッセージに返信を打つ。すると向こうからもすぐに返信が来て、私たちの会話のやり取りが始まった。

顔も性格も良く、実際に会ってみると優太のことが更に気になるようになった。

しかし、二度のデートで私は彼への気持ちを絶とうと決断したのだ。

二回のデートで女が求めていたのに男が実行しなかった"ある行動"とは?

解説1:楽しいデートだったから、もう少し一緒にいたいというサインを送っていた

優太が予約してくれたのは、白金にある『Libre白金高輪』だった。

昼はパティスリー、夜は美しく繊細な料理を提供するレストランへと変貌を遂げる。前から私も気になっていた店だ。

「初めまして。素敵なお店ですね!」

店へ入ると、優太は既に席についていた。写真通りの爽やかな男性で、マッチングしたことに感謝しかない。

「慶子さん、お酒飲めるんでしたっけ?」
「はい、大好きです!優太さんは?」
「僕も好きなんですよね。お酒も好きだけれど、こうやって飲む雰囲気も好きで」

私自身がお酒を飲むのが好きだから、相手が飲めるのは嬉しかった。また、“飲む雰囲気が好き”というのも全く一緒で、私は思わず微笑んだ。

「へぇ〜じゃあ慶子さんは千葉県出身なんだ」
「そうだよー。優太くんは?」

お互いに敬語はナシ、と決めた途端に、急に距離が縮まっていく。

「僕は埼玉なんだよね」
「埼玉なんだぁ!千葉と埼玉って、よくテレビ番組とかでライバル扱いされているよね」

そんなことを言いながら、笑いあった。

このデート、かなりアリだ。そして優太と一緒にいるのは純粋に楽しくて、私は「うずらのファルシ」を食べながら幸せを噛み締めていた。

「じゃあ普段、慶子さんは恵比寿で飲むことが多いの?」

会話も盛り上がり、食事が終盤に差し掛かる頃、優太からの質問に私は思い切った行動に出た。

「そうだね〜あとは中目黒とか目黒界隈も多いかな。もしよければ、今度恵比寿へご飯に行かない?一軒、お気に入りのお店があって」

自分から誘うのは、このデートが楽しかった証。次も会いたいから、自分から誘ってみたのだ。

「もちろん!行こう行こう」

「そしたら、いつにする?もう日にち決めちゃおうよ♡」

そして日程を提示するのも、好きな人にしかやらない行動である。

社交辞令で言う場合は、具体的な日程は出さずに“また今度♡”と笑顔でごまかし、日程は曖昧にしておく。そしてそのまま会話を終わらせるのが、女というもの。

でも優太とはもう一度会いたかったし、またデートをしたかった。

ところが解散間際になって、私は“あれ?”と思った。

「あぁ〜楽しかった!慶子ちゃん、ありがとう。次も楽しみにしているね」

外へ出ると、時刻は22時半だ。しかも、今日は金曜日。

お酒が飲めない人ならば理解できるが、優太は飲むのが好きと言っていた。それなのに、アッサリと1軒目で解散になってしまったのだ。

「こちらこそ、本当に楽しかった!もう1軒行ってもいいけれど・・今日は帰りますかね」

「そうだね。また来週会えるしね」

さらには私の方から“もう1軒行きたい”というパスを投げたのにも関わらず、優太にアッサリとスルーされてしまった。

—あれ?このデート、もしかしてつまらなかったのかな・・・楽しかったならば、もう少し一緒にいたいと思ってくれたはず。

そんな不安を抱えながら帰路につく。いてもたってもいられず、帰宅後すぐに優太にLINEを打った。

—慶子:今日はとっても楽しかったです(^^)

しかし、何だか腑に落ちない自分がいたのだ。

すれ違う二人の心。男女でこんなにも考え方は違う!

解説2:好意を相手に分かりやすく素直に伝えていれば、すれ違うことはなかった

二回目のデートは、約束通り私のお気に入りのお店へ連れて行くことになった。

恵比寿にある『Plastic Ocean』は女性一人でもふらっと飲めるだけでなく、何を食べても美味しいお店だ。

誰を連れて行っても気に入ってもらえる店だから、優太も連れて行きたかったのだ。

「さすが慶子さん、こんな店あったんだね!」
「そうそう。ここね、女一人でも来れるし本当に大好きなお店なんだ」

「半熟イクラと鮭の土鍋ごはん」を食べながら喜ぶ優太を見て、私の方まで嬉しくなる。

しかしそんなデートの最後に、私は優太のことを“諦めよう”と思わずにはいられなくなってしまった。

「じゃあ優太くんは、家ではお酒飲まないの?」
「そうだね〜独りで飲んでもつまらないから。慶子さんは?」

カウンター席で隣あって座っているうちに、シャンパンの力も借りながら、私たちは自然と距離が近くなっていく。

好きでもない人だったらここまでは近づかない。

お酒のせいにしながらも、少しずつ距離を縮めるのは女性からの“脈あり”のサインの一つだ。

「慶子さんに、彼氏がいないのが不思議」
「そうかな?そういう優太くんの方こそ、こんな素敵な人なのに」
「いや、僕なんて全然だから」

私の中で、褒めているつもりだった。それに、遠回しに恋愛の傾向を探ってもいた。しかし優太はニコニコと笑顔でいるだけで何も言ってきてはくれない。

“僕じゃダメ?”などの一言を待っていたが、そんな言葉は一切なく、全力で否定されるだけで終わってしまった。

「優太くんって面白いよね。一緒にいると楽しいし」

しびれを切らしてもう少しアピールしたのにも関わらず、真っ直ぐ見つめていた私の視線を避けるように、彼はプイッと目をそらしてしまった。

—はぁ。これは脈ナシか・・・

そして店を出た時に、私の不安は確信に変わった。

「今日も楽しかったね。ちゃんと帰れる?」

そう言って、優太は駅の方に向かってスタスタと歩き始めてしまったのだ。

まだ時間も早いし、こんなにも“誰かと飲むことが好き”と言っているのに、今日も2軒目はナシ。

少しでも気になる女性だったら、2軒目には誘うだろう。

私が送り続けた好意的なサインもスルー。向こうは、私のことを何とも思っていないようだ。

「優太さん。次は二人っきりじゃなくて、友達とみんなで飲もうね」

きっと、彼は人が良いからご飯に付き合ってくれていたのだろう。

30歳前後の恋愛では、脈ナシの相手を追いかけるほどの時間はない。向こうにその気がないならば、サッサと次に進むのが得策だ。

そう思い、私は優太を諦めることにした。

もっと若い時だったら、私の方からグイグイいけたかもしれない。自分からストレートに“好きです”と言えたらどんなに良いか頭では分かっているものの、年齢を重ねるごとにこちらも素直に言えなくなる。

面倒臭いことは自分自身でも分かっている。

けれども女性は好きな人だけには特別なサインを送っており、そのサインに気がついて欲しいと願っているのだ。

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