「市民の声を直接聞きたい」 両候補、団地や商店街へ 福岡市長選

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室住団地で演説する高島宗一郎氏

18日投開票の福岡市長選は中盤へ。初の土曜日となった10日、ともに無所属で、新人の神谷貴行氏(48)=共産推薦=と現職の高島宗一郎氏(44)の両候補は住宅地や商店街を駆け巡った。いずれの陣営も「市民の声を直接聞きたい」との狙い。言葉や握手を交わしながらじかに支持を訴えた。

神谷氏は、市内の主要商店街3カ所を練り歩いた。

このうち、早良区西新地区の商店街では約30分間、ビラを配りながら商店主や通行人に握手して回った。途中でマイクを握り、「今の(高島)市長のやり方では、ほんの一握りの人しか潤わない」と指摘。高島氏の掲げる博多駅と博多港エリアを結ぶロープウエー構想についても「そのお金を暮らしと商店街の支援に回し、地域で循環していくようにする」と訴えた。ビルの3階から手を振る人もいて「『期待しています』とじかに温かい反応があり、びっくりした」と神谷氏。この後、新天町商店街、博多川端商店街も歩いた。

一方、高島氏は午前中から早良区を中心に遊説。

室住団地では「福岡の経済が元気になったから、子どもの暮らしや高齢者の福祉に投資ができるようになった。この好循環を確固たるものにしないといけない」と熱弁を奮った。

同団地での街頭演説後、「何か(聞きたいことは)ありますか」と市民に問い掛けた高島氏。ロープウエー構想について「何で必要なんですか」と尋ねられる場面もあり、「(博多港エリアは)国際会議やクルーズで人が来る。外から来る人にお金を落としてもらって税収が入れば、福祉にもお金が使えるようになる」と意義を説明した。

=2018/11/11付 西日本新聞朝刊=