<国道347号>鍋越峠の通年通行、宮城・山形連携に効果 地域の違い生かし推進

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国道347号を活用した広域連携の可能性を探ったフォーラム

 宮城県大崎市と山形県寒河江市を結ぶ国道347号を活用した地域交流を考える「国道347号『鍋越峠』地域交流フォーラム」が9日、山形県大石田町の町民交流センター「虹のプラザ」であった。2016年から通年通行になったことを受けて山形県などが主催し、関係者約90人が出席した。

 「広域連携推進による地域活性化」をテーマにしたパネル討論があった。宮城県加美町を発着点とする自転車イベント「宮城・山形『絆』ツール・ド・347」、豊富な雪を生かしたイベントを開く尾花沢市の「徳良湖WINTER JAM」の担当者らが活動内容を説明し、広域連携の効果を強調した。

 大石田町地域おこし協力隊の香坂明さんは、町が友好交流協定を結ぶ宮城県涌谷町の協力隊と共に今年4月に大石田町で開いた「わくやキッチン」を紹介した。食材の使い方に違いがあった点に触れ「地域の『当たり前』をアレンジすることが新たな発想につながる」と語った。

 国道347号は、両県境の鍋越峠を挟む17.7キロが冬期間閉鎖されていたが、災害時の代替路線として重要性が高まり、宮城側の雪対策や急カーブで見通しの利かない区間の改良が進んだ。16年12月から冬期間も午前7時~午後7時に通れるようになった。