「付けて安心 命どぅ宝♪」自作曲で火災警報器をPR 沖縄・ニライ消防本部

©株式会社沖縄タイムス社

 

 付けて安心 任せて安全 命どぅ宝ど 住警器♪ ニライ消防本部(金城俊昭消防長)の消防士らは9日、住宅用火災警報器(住警器)の設置を呼び掛けるオリジナル曲「わが家の住警器」を初披露した。作詞作曲から振り付けまで全てオリジナル。県内住警器設置率は全国ワーストで、改善に向けて若手消防士を中心にアイデアを練ったという。15日まで秋の火災予防運動期間。

 火災が早期発見でき、設置が義務化されている住警器の県内設置率は今年6月時点で58%。全国平均(81%)の7割にとどまる。ニライ消防本部管内(読谷村、嘉手納町、北谷町)に絞れば52%と一層低い。

 子どもたちも一緒に歌って踊って住警器設置をアピールできないか-。オリジナル曲は、3年前から三線を習う上地久幸さん(36)と喜友名繁成さん(33)の消防士長コンビ=いずれも読谷村=が発案した。

 当初は既存曲の替え歌でいいやと考えていたが、2人の師匠で琉球古典音楽研究所の照屋早月さん=読谷村=に相談すると「曲はすぐ作れるよ~」。滑らない余興で有名な先輩らの助言を受けつつ上地さんが作詞し、振り付けは同僚の家族らが考案した。

 実は驚きの仕掛けも。全3番ある歌詞の合間で入る住警器の警報音をまねた歌声〈ピー ピー ピッピッピー〉のリズムは、1分間に100回といわれる心臓マッサージのテンポと同じ。上地さんは「曲を聴きながら心臓マッサージの練習もできる。救急の日(9月9日)でも活用したい」と意気込んだ。

 上地さんらは同日、読谷村喜名のFMよみたんや嘉手納町嘉手納のロータリープラザで曲を初披露。ラジオ放送中に「どこで手に入れられるのか」と早速問い合わせもあった。自身も三線を習うニライ消防本部読谷消防署の比嘉秀樹署長は「全国ヒットしそう」と目を細め「常日頃から火災予防の意識を持ってもらう好機にし、併せて住警器の電池が10年で切れることも周知したい」と語った。

 音源の問い合わせはニライ消防本部総務課、電話098(956)9914。

新曲「わが家の住警器」を披露したニライ消防本部の消防士と演奏メンバーら。前列は歌い手や踊り手の(左から)古波蔵雅さん、久高奈桜さん、上地秋寧さん=9日、嘉手納町のロータリープラザ