ホンダ田辺TD「チームとガスリーが難しいコンディションにうまく対応、予選Q3進出を果たすことができた」:F1ブラジルGP土曜

 2018年F1ブラジルGPの土曜予選で、レッドブル・トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは10番手、ブレンドン・ハートレーは17番手だった。

 ホンダは、最新仕様のパワーユニット(PU/エンジン)をセーブして金曜にはスペック2を使用、最新型は土曜から搭載するというプランで今週末に臨んでいる。

 Q1ではガスリーが1分9秒046の12番手で突破、ハートレーは1分9秒280の17番手で敗退となった。Q2でガスリーは序盤に1分8秒616を記録、雨がやや強くなってきたことで2回目のランではタイムを更新できなかったものの、10番手でQ3進出を果たした。

 Q3でガスリーはまずユーズドスーパーソフトタイヤで走り、1分9秒029をマーク。セッション終盤にフレッシュタイヤを履いて最後のアタックを行ったが、タイム更新ならず、10番手で予選を終えた。

 予選終了直後の時点で、6番手のダニエル・リカルドと13番手のエステバン・オコンがグリッド降格ペナルティを受けることが決まっているため、ガスリーは9番グリッド、ハートレーは16番グリッドからスタートする見込みとなっている。

■レッドブル・トロロッソ・ホンダ
ホンダF1テクニカルディレクター 田辺豊治
 昨日の走行データをもとにマシンのセットアップを煮詰めて午前のプラクティスに臨み、いい感触を得た上で予選に向かうことができました。

 午後の予選では時折小雨が降る状況のなか、チームが適切なタイミングでマシンを送り出し、またガスリーも力強い走りを見せてくれたことにより、Q3進出を果たすことができました。

 明日もレース中盤から終盤にかけて雨の予報が出ていますので、様々な状況に対してシミュレーションを行った上で決勝に臨みます。

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