姫路城で人間将棋 武者姿の中学生が駒役

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地元中学生が駒役を務めた人間将棋=姫路市本町

 武者装束の人を駒に見立て、プロ棋士が巨大な将棋盤で対局する「人間将棋 姫路の陣」が10日、兵庫県姫路市本町の姫路城三の丸広場で始まった。約6千人の観衆が大天守を借景に盤上の戦いを堪能した。

 取った駒を自分の駒にできるという将棋は、姫路ゆかりの戦国武将黒田官兵衛の「人は殺さず生かす」の精神に通じるとして、同市が2015年から毎年開催。

 初日は岩根忍女流三段(37)と武富礼衣女流初段(19)が対局し、大太鼓が打ち鳴らされる中、18メートル四方の将棋盤を挟んで向き合った。駒役は地元の中学生。司会者から「全ての駒を動かしてほしい」「中学生の負担にならぬよう頼むぞ」と求められると、2人は「(対局時間は)1時間半くらいでどうじゃ~」などと応じ、「歩を突こうか」「攻めてきたのか~」と武将風の物言いでも会場を盛り上げた。結果は130手で岩根女流三段が勝った。

 11日も正午から行われ、畠山鎮七段と大橋貴洸四段が対局する。無料。(伊藤大介)