「車好きの名所」駄知旧車館、改装 展示エリア拡大

©株式会社岐阜新聞社

 車好きの名所として知られる駄知旧車館(土岐市駄知町)が、2020年にリニューアルする。展示エリアを拡大するとともに、商談や顧客の旧車を保管する場として同町内に「第二駄知旧車館」を開設する予定。運営する中根モータースの会長でもある中根眞人館長(82)は、「車を愛する人の期待に応えたい」と準備を進める。

 駄知旧車館は12年5月にオープン。開館日は月1、2日ほどだが、これまでに全国から3千人以上が訪れている。展示場にはメルセデス・ベンツのタイプ220(1952年式)、通称クジラクラウンと呼ばれるトヨタの4代目クラウン(73年式)といった30台以上の貴重なクラシックカーがずらりと並ぶ。

 元々は同社の板金塗装スタッフの訓練として、約20年前にクラシックカーの修復を開始。手掛けた台数が多くなったほか、「展示することで従業員の誇りにつながる」(中根館長)ことから、旧車館の開館を決めた。現在は千葉県や福岡県などから車の寄贈を申し出る人もいるという。

 2年後のリニューアルの目玉は大きく二つ。展示場エリア横の倉庫を開放して新たな展示スペースにするとともに、陶磁器メーカーの事業所だった建物を譲り受け、第二旧車館にする。第二旧車館は車の展示場所としての利用に加え、商談の場にもするという。中根館長は「修復された旧車の展示物を見た来館者から所有車の修復依頼を受け付けたり、展示車と同じ車が倉庫にあった場合、購入希望者に販売したりする」と新たなサービスを始める考えだ。

 だが、「商売の取引をするのは車を本当に愛する人だけ」と、収益よりも自社のイメージアップ向上という姿勢を崩すことはない。中根館長は「これからも他の人たちがまねのできないことを続けていく」と、駄知のランドマークづくりに愛情を注いでいく。

修復されたクラシックカーがずらりと並ぶ駄知旧車館=土岐市駄知町
2年後にオープンする第二駄知旧車館=同町