低カロリーで減塩 タニタの健康メニュー

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 岐阜県下呂市内の飲食店など5軒で、今月から健康計測機器メーカー「タニタ」(東京都)が監修した低カロリーで減塩の健康メニューを提供している。市が参加者を募って行う健康ポイント事業の一つで、食べるとポイントが付く。同事業に参加していない人でも注文することができ、市では、同メニューを食べて、健康づくりのきっかけにしてもらおうと、市民に来店を呼び掛けている。

 各店はタニタの管理栄養士の協力で、野菜を多く使い、約500キロカロリーで塩分量3グラム前後を条件とするメニューをそれぞれ開発した。

 飛騨川温泉しみずの湯(萩原町四美)のレストランでは「納豆喰豚(なっとくとん)の野菜炒め定食」(税込み1080円)を提供。納豆を飼料に育てた地元ブランド肉「納豆喰豚」と野菜を少量の塩、こしょうを使って炒めた。近くの農園で栽培する薬草のアマドコロを練り込んだギョーザのほか、発芽玄米と白米をまぜたご飯、減塩みそを使い、大根などが入るみそ汁などが付く。

 野菜は大き目に切り、歯応えを出して満腹感が得られるよう工夫した。同温泉の和田剛支配人(48)は「納豆喰豚は当初、ロースを使う予定だったが脂身が少ないもも肉に変更した。ギョーザのたれは酢じょうゆを使い、ラー油は入っていない」と話し、細かくカロリー、塩分量を調整した。

 試食すると、確かに大切りの野菜は食べ応えがある。減塩みそ汁は意外と薄くは感じなかった。成人男性でも十分、満腹感を得られるメニューだった。

 同定食は金曜日と毎月第2土曜日の午前11時30分~午後2時30分に1日20食限定で用意している。

 このほか郷土食ひのきや(小坂町坂下)、橙(だいだい)(馬瀬名丸)、下呂松葉(小川)、飛騨金山温泉湯ったり館(金山町金山)で、アマゴや旬の野菜を使った独自の健康メニューを提供。各店とも提供日、時間は異なる。

 担当する市健康医療課の小池克也主任主査は「健康的な食事の量、味を体感してもらい、健康づくりへの意識付けになれば。ぜひ家族で来店して味わい、普段の食事と比べてほしい」とPRする。

飛騨川温泉しみずの湯が提供する健康メニュー「納豆喰豚の野菜炒め定食」=下呂市萩原町四美
健康メニュー提供店を掲載したチラシを手に、来店を呼び掛ける下呂市職員=同市役所萩原庁舎