日本の中年男性はなぜこの日に自殺するのか―華字紙

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2018年11月8日、日本新華僑報は、「日本の中年男性はどうして月曜日に自殺することを選ぶのか」とする、蒋豊(ジアン・フォン)編集長のコラムを掲載した。以下はその概要。

近ごろ、早稲田大学と大阪大学の共同研究により、1週間の中で月曜日が日本の中年男性による自殺のピークであることが明らかになった。これは1974年から2014年の期間に成人87万人を対象として実施したもので、研究では40~65歳の男性が出勤前にあたる午前4~8時に自殺する傾向があること、1995~2014年の20年間ではこの年代の男性が他のどの年齢層の男女よりも自殺率が高いことも分かった。

月曜日に中年男性の自殺のピークがあるのは、仕事に原因があると考えるのは必然的と言える。自殺は日本の職場文化と密接に関わっている。超過労働や過労によるうつ、上下関係の厳しさによりみんな窒息気味なのだ。一生の大部分を仕事に捧げ、老いると「粗大ごみ」扱いされる中年男性は、趣味と言えるものは少なく、職場外の生活が豊かではない。こういう人こそ、往々にして日々の生活の中で方向性を見失い、ストレスの蓄積と精神的な拠り所のなさを感じて、自殺に走りやすくなるのである。

現在、日本政府は絶えず働き方改革を推進している。1つの事に一生を捧げてきた民族が、徐々に労働者の権利保護という流れの中に入りつつあるのだ。人生100年時代の到来で、「一身多生」や副業といった概念も浸透しつつある。

今回のデータは過去20年の傾向を示している。このような状況は今後徐々に良くなるだろう。共働きの家庭が増え、女性も家計を支えるようになったからだ。とはいえこれは表面的な部分にすぎない。もっと深い次元にある問題は、夫婦が精神的に一緒に歩むことで、中年男性の孤独感を一定程度軽減することができるということだ。(翻訳・編集/川尻)