ギャラリートーク 来館者聞き入る 県展倉吉巡回展開幕

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前田さん(中央)の解説を聞く来館者=10日、倉吉市仲ノ町の倉吉博物館

 「第62回鳥取県美術展覧会(県展)」(県、県教委、新日本海新聞社主催)の倉吉巡回展が10日、倉吉博物館で始まった。この日はギャラリートークがあり、審査員による4部門の講評や県展賞などの解説に来館者が興味深く聞き入った。

 同博物館が巡回展の最後。8部門454点を前期(洋画、版画、彫刻、写真・16日まで)と、後期(日本画、書道、工芸、彫刻、デザイン・20~26日)に分けて展示する。

 版画部門のギャラリートークは、わたり弘子さん(倉吉市)が担当。県展賞の『天空杉1』(同市、児玉五郎さん)について「自然の中に入ったように、気持ちの良くなる作品」と絶賛した。

 洋画部門を解説した前田明範さん(北栄町)は、水槽の内外で遊びに興じる猫たちを描き、県展賞を受賞した『夏休み』(八頭町、沢田恵子さん)を「ユーモラスで、さまざまな思いがこの一枚の中に入っている」と講評した。

 来館した藤井豊子さん(倉吉市)は「解説を聞くと、作品の見方がよく分かる」と県を代表する美術展を堪能していた。後期のギャラリートークは23日午前11時から行われる。

(宇田川靖)