品質良好、高値スタート 土付きナガイモ初競り/青森・十和田

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品薄で高値スタートとなった土付きナガイモの初競り=10日、十和田地方卸売市場

 青森県十和田市の十和田地方卸売市場で10日、土付きナガイモの初競りが行われた。市場を運営する十和田青果によると、1箱(12キロ)当たりの平均単価は、全国的な品薄で昨年11月18日の初競りより519円高い、2540円の高値でスタートした。

 ナガイモの主要産地である上十三地方では、6月の天候不順や、肥大化する9月に降雨が少なかったことから、長さに対して細めのものが多いものの、品質は良好。産地の北海道で作柄が安定せず、夏場の猛暑で加工品の需要が高まったことで、高値となった。

 初競りには、十和田市や六戸、東北両町などの農家19人が3246箱、約38・9トンを上場。昨年より競りの時期が早まったため、入荷量は前年の約4割程度にとどまった。高値は前年初日より540円高い3780円、安値は216円高い540円となり、価格は全体的に底上げされた。出荷は今月末ごろから本格化し、来月中旬ごろにピークを迎える見込み。

 同青果の江渡武信・地場蔬菜次長は「天候が安定せず難しい年だったと思うが、例年通りおいしいものができた。このまま高値で推移していくように販売していきたい」と話した。