OITA歌舞伎 けれん味たっぷり、戦国の華

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OITA歌舞伎「紹運」のフィナーレ=11日、大分市のJCOMホルトホール大分

 「OITA歌舞伎―戦国の華 紹運(じょううん)―その貫いたもの」(大分合同新聞社共催)が11日、大分市のJCOMホルトホール大分であった。国民文化祭、全国障害者芸術・文化祭の行事。

 後方の城に逃れた妻らを守るため、筑前岩屋城で5万余の島津軍を相手に配下の763人と半月間籠城し、命を落とした大友宗麟の家臣、高橋紹運の生涯を演劇集団P―nutsの佐倉吹雪さんが作・演出。紹運を演じた同劇団の林憲吾さんら県在住のスタッフとキャストで、新感覚活劇を生み出した。

 剣舞風の殺陣や扇子踊りなどの和舞踊、歌もありのにぎやかなステージを披露。映像で場面転換し、最後は府内戦紙(ぱっちん)の山車が登場する仕掛けで観客を沸かせた。

 けれん味たっぷりの舞台に大分市の氏久美由紀さん(47)は「友人同士で殺し合うなど、登場人物たちのつらい気持ちを想像しながら見ていたら2時間が短く思えた」と感動していた。