金栗四三の銅像、新玉名駅前にお目見え

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五輪選手当時をモデルに制作された若き金栗四三の銅像=玉名市

 日本人初の五輪選手で「日本マラソンの父」とたたえられる金栗四三(1891~1983)の銅像が11日、熊本県玉名市の新玉名駅前にお目見えした。1912年のストックホルム五輪出場時をモデルに、20歳のたくましいマラソンランナーの姿が再現された。

 来年のNHK大河ドラマ「いだてん」の主人公になるのを記念し、母校玉名高の同窓会が学校創立115周年事業として建立。同校には生前に喜寿を祝って造られた銅像もあり、老若2体の金栗像が市内にそろった。

 像の高さは等身大の1・76メートル、台座を含め2・8メートル。ユニホームを着て正面を見据えた立ち姿で、玉名高OBで彫刻家の緒方信行・熊本大教授(63)が制作した。事業には同窓生ら約1350人から目標を上回る約1千万円の寄付が集まった。

 除幕式には同窓会や学校の関係者ら約100人が出席。金栗の三女蔵土スミ子さん(88)、四女酒井ヨシ子さん(85)、五女森元子さん(82)が「父は五輪ではメダルがかなわなかったが、多くの人の応援で1等賞の人生を送らせていただいた」とお礼を述べた。(蔵原博康)