大紀アルミ、インドに製造拠点設立

25億円投資、アジア事業拡大

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 大紀アルミニウム工業所(本社・大阪市、社長・山本隆章氏)は9日、インドに子会社を設立する、と発表した。業務内容はインド国内におけるアルミニウム二次合金地金の製造・販売で12月の設立を予定している。設立の目的はインド国内でのシェアの維持および拡大と、ASEAN域を含むアジアでの事業拡大のため。

 子会社は名称が「DAIKI ALUMINIUM INDUSTRY INDIA(ダイキ アルミニウム インダストリー インディア)」、資本金が14億2800万ルピー(約22億円)。株主構成は大紀アルミニウム工業所が100%出資し、代表者には後藤和示専務海外事業室長が就く。所在地はAndhra Pradesh州Sri City工業団地内で、敷地面積6万平方メートル(2万平方メートルの拡張が可能)。アーンドラ・プラデーシュ州は、「南アジアのデトロイト」の異名を持つチェンナイから約40キロで交通は至便の場所。「インド進出は、13億人という人口の多さと自動車での大きな潜在需要の2点が決め手になった。先日のモディ・インド首相訪日の際、レセプションに出席したが、首相は『日本の方にはレッドカーペットを引きお待ちしている』とスピーチされた。国全体で投資促進にかなり力を入れている。当初、インドネシアでもう1工場とも考えたが、カントリーリスクを避けた。土地と設備に約25億円を投じ、稼働は2020年8月を予定。500人体制で、月間でゾルバ処理1万トン、合金生産7000トンを見込む」(山本社長)。

 子会社設立による当事業年度の同社連結業績に与える影響は軽微、としている。